🤷♂️💭「アセットアロケーションって何?」
アセットアロケーション(Asset Allocation)とは、資産を複数の投資対象に分散して配分する戦略のことです。簡単に言うと、**「卵を一つのカゴに盛るな」**の考え方。
■ 何のためにやるのか?
✅ リスク分散のため
✅ 安定したリターンを得るため
✅ 相場の上下に振り回されないため
■ 代表的な資産クラス(アセット)
以下のような複数の「資産(アセット)」に分けて投資します。
資産クラス | 特徴 | リスク | リターン |
---|---|---|---|
国内株式 | 成長性 | 高い | 中〜高 |
外国株式 | 為替リスクあり | 高い | 高い |
国内債券 | 安定型 | 低い | 低い |
外国債券 | 為替リスクあり | 中程度 | 低〜中 |
現金・預金 | 元本保証 | 非常に低い | ほぼなし |
金・不動産など | 物的資産 | 中〜高 | 中〜高 |
■ 具体的な例
リスク耐性高めんのような人なら、以下のようなアセットアロケーションもアリです:
外国株(S&P500など) 70%
日本株 10%
債券(国内外) 10%
現金 5%
暗号資産 5%
※年齢・目的・ライフスタイルに応じて調整。
■ アセットアロケーション vs ポートフォリオ
- アセットアロケーション=資産クラスの配分(株、債券、現金など)
- ポートフォリオ=実際の銘柄(S&P500、eMAXIS Slim、iDeCoの投信など)
■ 注意点
- アセットアロケーションは年1回は見直すのが理想(リバランス)
- 年齢が上がるにつれ、リスク資産の比率を下げるのが一般的(例:株→債券)
知識としてだけでなく、資産運用の「土台」になる考え方なので、ここを理解しておくとS&P500だろうが仮想通貨だろうが、軸がブレなくなります。
💡💬「要は年齢や家族構成や目的で変わる」
そのとおり、**アセットアロケーションは「その人次第」**で決まります。年齢・家族構成・収入・支出・目的・性格などで、ガラッと変わります。以下に典型例を挙げます。
🧑💼【独身・30代・収入安定・投資歴あり】
- ✅ リスク許容度:高め
- ✅ 目的:資産形成(10年以上先を見据える)
- ✅ アロケーション例:
- 外国株:70%
- 日本株:10%
- 債券:10%
- 暗号資産:5%
- 現金:5%
👨👩👧【40代・子持ち・住宅ローンあり】
- ✅ リスク許容度:中〜低
- ✅ 目的:教育資金・老後資金(中期〜長期)
- ✅ アロケーション例:
- 外国株:40%
- 日本株:10%
- 債券:30%
- 現金:15%
- 金などの実物資産:5%
👴【60代・定年目前・年金生活予定】
- ✅ リスク許容度:低
- ✅ 目的:生活資金の保全・安定収入
- ✅ アロケーション例:
- 債券:50%
- 現金:30%
- 株式:15%
- REIT(金や不動産投信):5%
👓【性格が超慎重・損したくない】
- ✅ リスク許容度:超低
- ✅ アロケーション例:
- 現金・定期預金:60%
- 債券:30%
- 株式・暗号資産:ほぼゼロ
🧪【ギャンブル気質・短期勝負タイプ】
- ✅ リスク許容度:高(というか無謀)
- ✅ アロケーション例:
- 株式(特に米国グロース):60%
- 暗号資産:30%
- 現金:10%
※これは長期運用には非推奨
🔁 まとめ
要素 | アロケーションへの影響 |
---|---|
年齢 | 高齢になるほど債券・現金の比率を上げる |
家族構成 | 教育・介護などで現金比率を上げる |
目的 | 資産形成なら株式多め、保全目的なら債券多め |
性格 | 心配性ならリスク資産少なめ |
🎯💭「自分を知る事が大事なのか」
まさにそれがアセットアロケーションの核心です。
🔑 アセットアロケーションの本質=「自分を知ること」
いくら理論的に優れた配分でも、それが自分の性格・生活・価値観とズレていたら続かない。結果、狼狽売り・タイミング投資・放置ミスにつながる。
自分を知る3ステップ(診断フレーム)
- 目的を明確にする
└ 資産形成?教育資金?副業資金?FIRE? - どれくらいのリスクなら耐えられるか?
└ 1年で20%下がっても持ち続けられる? - 何年運用に回せるか?
└ 5年?10年?それとも20年以上?
これを意識するだけで、他人の意見に振り回されなくなります。
✍️ えすえふ流に言えば…
「己を知り、時を見極め、運用は副産物として実る」
=資産形成も恋愛も**「惹かれ合う設計」**が重要ってことです。
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