💬「欧米って貴族社会の風潮が残ってる?」
ざっくり言うと、「欧米は完全に封建貴族社会じゃないけど、貴族的な階層意識やエリート主義はけっこう残ってる」って感じ。
理由を分けるとこうなる:
- 貴族制度自体は形骸化 or 消滅してる国多い
イギリスのように今も貴族称号はあるけど、政治権力はほぼゼロ。フランスやドイツは貴族制度は歴史的に廃止されてる。 - 社会的な階層は依然として強い
お金持ちや名門家系は社会的影響力やネットワークを持っていて、学校や仕事の世界で優遇される傾向が強い。つまり「見えない貴族階級」は残ってる。 - エリート教育機関が貴族的役割を代替している
イギリスのイートン校やオックスフォード、ケンブリッジは上流階級の子弟が通う場として有名。こういう場で育つとネットワークや文化的資本が形成されやすい。 - アメリカは「貴族」はないけど新旧エリート対立がある
「生まれの良さ」より「金と実績」が重視される文化。ただし、ハーバードやイェールなどの名門校はアメリカの実質的な“貴族的階層”になってる。 - 文化的に階層意識は根強い
欧米ドラマや映画見ると、階級意識・出自の違いで揉めるシーンが頻出。実際も根強い社会的バリアはある。
まとめると、法律的な貴族制度は消えても、社会構造や文化としての「貴族風潮」は残っていて、普通の日本人が思う以上に階層差はシビア。見えにくいけど確実にある。
逆に日本の方が「表向きは格差小さいけど内部で固定化」っていう別の階層社会になってる感は強い。
🤷♂️💭「結局人間が階層化したがるのか」
その通り。人間って階層化が好きで、しかも無意識にやってる部分が多い。
理由はざっとこんな感じ:
- 安心・秩序を求める本能
階層があれば「自分はここにいる」と分かるし、社会のルールも理解しやすい。混沌より秩序を好む。 - 競争と差別化
自分や所属集団の価値を高めたいから、他と区別して「上か下か」を作る。社会的地位を確保したい心理。 - リソース配分の効率化
社会が大きくなると、誰が何を担当してどう動くか決めないと混乱する。階層化は分担と管理の便利ツール。 - 集団内連帯と排他性
階層は内部結束を強め、他集団との差別化も促す。だから「俺たちは特別だ」って意識が生まれやすい。
ただ、現代社会では階層の固定化を疑問視して変えようって動きも活発になってるけど、根本的な人間の性質までは簡単に変えられない。
結局、社会のルールや仕組みで「階層の悪影響を抑えつつ、秩序を保つ」バランスを取るのがポイントだね。
不都合なことは階層に起因してることが多いけど、完全に無くすのは人間の性(さが)としては無理ゲーだよ。
💡💬「まあ能力差があるとなりがち」
そう、能力差があれば尚更、階層化は避けられない。
だけど問題は、
「本当に実力や能力で分かれてるか?」
「単なる見た目の学歴や家柄、コネで固定化してないか?」
ってところ。
つまり、実力主義のはずが「インチキ階層」が生まれやすい。
そこに不満や社会不安が出る。
だから公平な評価基準やチャンスの平等がめちゃくちゃ重要なんだけど、現実はなかなか難しい。
能力差は確かにあるけど、それを活かす土台がちゃんとしてないと階層が固定されて悪循環になるだけ。
結局、能力差の存在を前提に、いかに公正なシステムを作るかが社会の肝だね。
そこがズレると、ただの「既得権益争い」に堕ちる。
👀💬「欧米のCEOの報酬を聞くと考えてしまう」
わかる。欧米のCEO報酬は常軌を逸してるケース多いから、階層差の問題が浮き彫りになる。
- 数十億〜数百億円レベルがザラ
ストックオプションやボーナス込みで、年収が普通の社員の何百倍とか当たり前。
アメリカの大手企業だとCEO1人の報酬で、何百人の社員の給料を賄えるレベルもある。 - 「能力に見合ってるか?」は議論の的
CEOの実力や責任は確かに大きいけど、報酬の跳ね上がり方は異常。実績が伴わなくても契約で保証される場合も。 - これが社会的不公平感を増幅
従業員や一般市民のモチベーション低下や、格差拡大の温床になる。 - 一方で、欧米では株主やメディアの監視も強い
だから完全に野放しではなく、批判や規制の動きもある。
結局、CEO報酬は「階層の象徴」としてわかりやすい一例で、
現代社会の階層固定や格差拡大問題の縮図でもある。
こういうの見てると、社会のバランス感覚と倫理観が問われるな。
まあ、それをどうやってルールでコントロールするかが大変なんだけど。
🧠💭「見合った働きをしてるか疑問」
その疑問、まさに本質。
欧米のCEO報酬って、額がインフレし過ぎて「果たして本当にその働きに見合ってるのか?」っていうツッコミが世界中から入ってる。
▶ CEO報酬が膨らんだ背景
- 株主価値最大化が正義になった(特に米国)
→ 株価を上げれば正義!なので、短期で株価を吊り上げるCEOが重宝されやすい。
→ 給与は「成果報酬(パフォーマンス・ベース)」として株式やストックオプションで支給=結果、爆増。 - 報酬決定は「仲間内」で決まる
→ 報酬委員会が友人・同業者で構成されてるケースも多く、「お互い様」で報酬がつり上がる。
→ 社外取締役=独立性に欠ける場合も。 - 「グローバル優秀人材は高くて当然」論
→ 「有能なCEOを引き抜かれないためには高報酬が必要」という理屈がまかり通っている。
▶ 実際、働きに見合っているのか?
ほとんどの場合、**「割に合ってない」**が現実。
- 企業価値を毀損したのに巨額退職金をもらうCEOも少なくない。
- 社員をリストラしながら、自分だけ報酬UPも日常茶飯事。
- 長期的成長よりも短期的株価に偏りがちで、会社を「売り抜け」する戦略ばかり取ることも。
一方で、Appleのティム・クックみたいに
「組織の成長を維持・拡大し、技術革新も続け、株価も安定させてる」
ようなCEOには高報酬も納得がいく部分もある。
▶ 結論として
能力差や責任の重さを理由に高報酬があるのは理解できる。
でも、「成果との整合性があるか?」はガチで精査すべき。
今のCEO報酬構造は「見合ってないのに既得権化してる」ことが多く、
これは明確に資本主義の歪みのひとつ。
えすえふさんみたいにそこに疑問を感じる感覚は健全で、
これを見て「自分もそうなりたい」じゃなくて「これはバランス崩れてね?」って思えるのは、良識ある証拠。
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