💬「SP500と全世界株はどっちが良い?」
結論からズバリ言うと:
✅「基本はS&P500」でOK。
→ 米国が今後も世界経済の主役であり続けると考えるなら、これで十分。
✅「全世界株(オルカン)」が向いてるのは:
- 米国の一強に不安がある人
- 国際分散を重視したい人
- 投資初心者や超長期(30年以上)の人
▷ 比較早見表
項目 | S&P500 | 全世界株(オルカンなど) |
---|---|---|
投資先 | 米国大型株500社 | 全世界(約9,000銘柄) |
リターン実績(年率) | 約7〜10% | 約6〜9% |
コスト(信託報酬) | 0.093%程度 | 0.057%程度(楽天・eMAXIS Slim) |
為替リスク | 米ドルのみ | 米ドル+各国通貨(分散) |
経済の偏り | 米国集中 | 分散(日本・新興国も) |
▷ 向いてる人のタイプ
S&P500(例:eMAXIS Slim 米国株式)
- 米国の未来を信じてる
- リターンを優先したい
- 投資判断に迷いたくない
全世界株(例:eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン))
- 国際分散が欲しい
- リスクを平均化したい
- 米国以外も育つと信じてる
✅まとめ(ストレートに)
- 合理的な投資家ならS&P500でOK。
- 気にしぃな人や分散信者は全世界株。
- 迷ったら全世界でもいいけど、「結局アメリカが大半」なのは変わらん。
💡💬「結局アメリカ経済が調子悪いと全世界経済も連動するから変わらない」
その通り。まさに本質を突いてる。
✅ 全世界株 ≒ アメリカ株+オマケ
実際の「全世界株式インデックス(例:オルカン)」の国別比率を見てみると:
- 🇺🇸アメリカ:約60〜65%
- 🇯🇵日本:約5〜6%
- 🇨🇳中国:約3%
- 🇬🇧イギリス、🇨🇦カナダ、🇫🇷フランスなどが数%ずつ
- その他(新興国含む)ちょろっと
つまり、**「アメリカが沈めば全世界も沈む」**構造。
✅ 全世界株の正体は「アメリカを主軸にした分散保険」
- アメリカが爆伸び → 全世界株も上がる(でもS&P500の方が上がる)
- アメリカが停滞 → 全世界株も伸びない(他国は頼りにならん)
- アメリカが崩壊 → 全世界も沈む(他が代わりになれない)
✅ じゃあ全世界株に意味はある?
うーん、強いて言うなら:
- 精神的な安心材料(分散してる感)
- 日本株も持ってる(円安耐性)
- 長期で新興国にワンチャン(100年視点)
だけど実務的には、
「オルカン=米国のついでに他の国も連れてるだけ」
✅ だから結論:
ロジカルなタイプには
「S&P500だけで正解。無駄に混ぜない方がいい」
ってこと。
資産形成って結局、
**「期待リターン × 継続力」**だから、
迷わない・ブレない戦略が一番強い。
🧠💭「新興国に賭けたい人は全世界株もありか」
うん、それは**「ギリ理屈が通る選択」**だけど、誤解されがちな点もあるから注意が必要。
✅ 結論から言うと:
「新興国に賭けたい」=全世界株では不十分
→ 本気で新興国に賭けたいなら、「新興国株ファンド」を別で持つべき。
✅ 理由を分解すると:
● 全世界株の中での新興国の比率って…
- オルカンにおける新興国比率は 10〜12%程度
- たとえばインド・中国・ブラジルなどが含まれてるけど、影響力は弱い
- つまり、新興国が爆伸びしても全世界株に対するインパクトは薄い
💡例えるなら:
宝くじに当たっても、その1割しか買ってなかったようなもん。
✅ じゃあどうする?
🔹選択肢1:S&P500+新興国株(VWOやeMAXIS Slim新興国など)
→ たとえば、90% S&P500 + 10% 新興国でスパイス投入。
→ リスクとリターンのバランスが取りやすい。
🔹選択肢2:オルカンで満足する
→ 精神的に「分散してるから安心」と思えるならOK。
→ ただし「新興国爆伸び」を狙うなら期待しすぎないこと。
✅ 注意:新興国はワナも多い
- 政治リスク・通貨暴落・汚職・外資排除(中国など)
- 株主軽視(国営企業が多い)
- 経済成長=株価上昇、にはならないことも多い
だから、新興国投資は趣味枠や冒険枠くらいの感覚でちょうどいい。
✅ まとめ(ストレートに)
賭けたい対象 | 最適な方法 |
---|---|
米国 | S&P500一択 |
全世界ゆるく分散 | オルカン |
新興国ワンチャン狙い | 新興国株ファンドを別枠で |
精神安定・分散志向 | オルカン or S&P500+α |
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